オークン第52号 日本語能力向上 2024.06.05
最近ミャンマーやインドネシアからの技能実習生の入国が増えています。よく言われるのは、カンボジア人より日本語ができるからという理由です。当然ですが日本で一緒に働くにはより日本語ができた方が良いです。そこでARSでは日本語力向上のため、語彙・会話・読解・聴解の4項目で月末の試験を行い、その点数で各項目別クラスをつくり授業を行っています。
以前は項目に分けずに全体の月末試験の点数でクラス替えしていましたが、細分化することで学生一人一人の苦手分野が見え、全体的な日本語能力向上につながっています。また、ひとつのクラスが小さくなったことで、学生一人にかかわる時間が濃くなりコミュニケーションがさらに増えるようになりました。それぞれの得意不得意がはっきり表れ、不得意科目の能力をあげるため次の授業を行っています。会話では、以前はほとんどの授業をカンボジア人の先生で行っていましたが、今は日本人の生の言葉が聞き取れるように、時間数を増やして日本人の先生が教えています。いろいろな場面で使う会話表現、先輩との会話などを実践で学んでいます。そして聴解の授業では、全員が集中して録音された会話を聞き、問題を解いています。授業が終わった後も、夜の自習時間に必ず携帯電話のアプリで聴解問題を聞き、小テストを行うのが宿題になっています。各項目で分けることでトップ争いも熾烈になり、動きが大きくなりました。得意な科目でも、少しさぼると隣の子に負ける、そんな意識が学生の中に芽生えてきています。
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