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オークン第78回 日本の学校教育を取り入れた委員会活動 2026.08.24

カンボジアの一般的な学校では、クラスごとにリーダーと副リーダーを選ぶ制度が広く採用されています。一方、当校では、日本語教育に加え、日本の学校教育や集団生活を通じて培われる協調性・主体性・責任感を身につけてもらうことを目的に、日本の学校を参考にした「委員会制度」を導入しています。

委員会活動を通じて、学生同士が協力しながら課題を見つけ、自ら考え、解決する力を育むことを目指しています。

現在、学校では「生徒会」「体育委員会」「清掃委員会」「食事委員会」「教育・保健委員会」「生活委員会」の6つの委員会を設置しています。

生徒会:学校全体や学生をまとめる中心的な役割を担い、学校全体の課題や改善点を把握し、学校運営に反映させます。
体育委員会:毎日のラジオ体操や週末の体力づくりを担当し、正しいラジオ体操ができるよう学生同士で教え合っています。
清掃委員会:校内や学生寮の清掃状況を確認し、学校全体の環境美化に努めています。
食事委員会:食事前後の挨拶の徹底や、食堂・台所の衛生管理、清掃を担当しています。
教育・保健委員会:学習アプリ「jElearning」の学習状況を確認するとともに、体調不良者の把握・報告など健康管理を行っています。
生活委員会:学校設備や学生寮の簡単な修繕・整備、門限管理など、学生生活全般を支えています。

隔週で開催するリーダー会議では、各委員会の代表者が集まり、それぞれの活動状況や課題、改善策について話し合います。教師は必要に応じて助言を行いますが、できる限り学生自身が解決策を考え、主体的に行動できるよう支援しています。

また、多くの学生がさまざまな役割を経験できるよう、委員会の担当は2か月ごとに交代しています。異なる委員会を経験することで、それぞれの役割や苦労を理解し、お互いを思いやる気持ちや協力する姿勢が自然と育まれます。

さらに、学生は将来、日本で働く職場や後輩を指導する立場になることを見据え、委員会活動を通じて、相手に伝わる話し方や態度、相手の立場を考えたコミュニケーション、そしてリーダーシップを実践的に学んでいます。

委員会活動は、学校生活を支えるだけではなく、一人ひとりが責任を持って役割を果たし、仲間と協力しながら目標を達成する力を養う重要な教育の場です。「学校は学生全員でつくるもの」という意識を育むとともに、日本での技能実習や就労後にも求められる主体性・協調性・責任感を身につけるための実践教育として位置づけています。

今後も当校では、日本語教育だけではなく、人間的な成長を促す教育環境づくりを大切にし、日本社会で信頼され、長く活躍できる人材の育成に取り組んでまいります。

 

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