オークン57号 日本語学習者の減少 韓国語や中国語が人気 2024.11.08
10 月末日に、国立プノンペン大学外国語学科の学科長であるピセット先生を訪問しました。
今回の訪問では、2つ目的がありました。
①Dream Street Business Training School について。当グループが新たに日本語学校をスタートします。この学校は仕事後に日本語を学びたい方、技人国として日本での就労を考えている方、特定技能での就労を考えている方、留学を考えている方など、様々な方に対応しています。その学生紹介をして頂きたい。
②JPT(日本語能力試験)について。JPT 試験のカンボジア国内ライセンスを当社が所持おり、今後、プノンペン大学を試験会場として使わせて頂きたい。
ピセット先生のお話によると、現在最も有名な日本語能力試験(JLPT)は年2 回開催され、毎回約1000 名が受験しているとのことです。受験者の多くは、留学を希望する方や技能実習生として日本へ渡航予定の方だそうです。また、隔月で実施されている日本語NAT-TEST の年間受験者はおおよそ100 名程度と伺いました。
一方で、以前に比べ現在は日本語学習者の数が減少していることも指摘されていました。この傾向はプノンペン大学の日本語学科に限らず、他の学校の日本語学科でも同様だそうです。
最近では、日本語よりも韓国語や中国語が人気を集めています。韓国側は経済状況が不安定な時期でもそれをSNS 等で宣伝することが少なく、そのため韓国で働くと高収入が得られると認識されやすいことも背景にあるようです。また、中国語学習者の中には、自国にある中国企業で中国人と一緒に働くと高い収入が得られると考える方が多いとのことです。さらに、プノンペンの都市部では幼少期から中国語を学ぶ習慣もあるようです。
ARS では日本に興味を持ち、日本語の学習者を増やしていくために、より一層の努力をしなければならないと改めて思いました。
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