カンボジア国内のコロナウィルス関連情報 2021.05.05
カンボジア国内のコロナウィルス関連情報をお知らせいたします。新規感染者は4月中旬より毎日500名前後で高止まり、600名を超える日もあります。感染者は4月27日現在で合計11,063名、死者82名と発表されています。(治癒者数:3,704名)
今回の感染拡大の起点となった2月20日の大規模クラスター発生以前は、感染者が1日数人だった状況から一転、急激な感染拡大によりカンボジア在住者に大きな混乱をもたらしているこの状況にカンボジア政府は、州をまたぐ移動禁止、次に夜間外出禁止と段階的に対策を講じましたが効果は見られず、感染者の多くが居住するプノンペン都全域および隣州の一部を4月15日から、翌日はシェムリアップ市の一部をロックダウンしました。
しかし、感染拡大に歯止めはかからず、その後は港湾都市シアヌークビル市の一部、タイ国境ポイペト市の一部も順次ロックダウン、更にプノンペン都内は感染者レベルに応じてレッド、オレンジ、イエローにゾーン分けされ、最も規制が厳しいレッドゾーン内では緊急・医療・消防などの例外を除き、市民の外出や経済活動は全面的に禁止となりました。
レッドゾーン内の在住者は買物での外出も禁止されているため、政府は米や缶詰め、調味料などを配給し、公設の移動販売やオンラインショッピングサイトを開設していますが、それでも不足している物は民間デリバリー業者等で賄っている状態です。
このような状況のため、ARS校の教職員全員が在宅ワークとなりましたが、学生へはオンラインで授業を継続しております。授業への出席率は非常に高く、学生たちの日本語学習意欲や日本へ行きたい気持ちが維持できていることを裏付けています。
しかし、この規制により関係省庁への届出業務や銀行への移動ができず、また、国際郵便サービス等の停止により業務に大きな影響が出ており、日本の3回目の緊急事態宣言により入国再開が見通せない状況となっております。
今後もコロナウイルスの影響に伴う情報を発信してまいります。
カンボジア関連でご質問や相談などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。