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オークン第21号 日々の努力 2021.11.10

2019年11月1日に入国した縫製の実習生キムコサールさんは、今年7月に行われた日本語能力検定試験でN3に合格しました。12月には、N2の受験をする予定です。
ARS入国前講習入学より前に日本語の勉強をしたことはなく、大学卒業者でもありません。最終学歴は中学です。日本人の友人も居ません。話さなくてはならない職場環境下にいるわけでもありません。むしろ、日本語は不要で、1日中黙々と作業を行います。また、近くに日本語教室があるような場所でもなく、交通が不便な緑豊かな田舎です。
彼女が他の実習生と唯一違う事が、交換日記でした。仕事を終えた後に日記を書き、翌朝提出をして、実習実施機関様がコメントと間違っていた漢字を修正してくれます。この2年間でノートは3冊目となり、彼女の日本語学習のモチベーション継続になっていると言っていました。
監理団体様が交換日記を推奨しているところはたくさんありますが、交換日記の相手は、ほとんどの場合実習実施機関様となり、実際に実施している所は少ないです。交換日記に限らず、実習生が自ら毎日少しずつ学習をすることは難しいように思います。弊社としても入国前講習に宿題を出しますが、入国後の自己学習をどのように推奨するかについて考えさせられる出来事でした。

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